<台湾旅行最終日>
台北旅行最終日の夜が明けました。名残惜しいですが,私たちは今日の夜遅くに羽田に戻る飛行機で帰国します。
ただ,それまで今日もたっぷり時間があるので,買い物などをゆっくりと楽しみたいと考えています。
さて,昨日は台湾の国家公園(日本の国立公園にあたる)の一つ陽明(ヤンミン)山に行きました。日本の観光会社台北ツアーのコースには恐らく入ることが無い場所でしょうね。
陽明山に行くには,MRT劍譚駅のバス停から,だいたい10分に1本程度の頻度で陽明山バスターミナル行のバスが出ていますから,不便はあまりありません。
私たちも駅のバス停に9時頃到着後にすぐ着たバスに乗ることができました。バスは途中から急な山道を登りに登って,約40分ほどで陽明山バスターミナルに到着しました。
近くのセブンイレブンで昼食用のおにぎりを買いました。10時過ぎにバスターミナルから陽明山の見どころを循環する小型バスに乗り換えました。
バスが走る車道はながめの良い道でしたが,バスは小型であるためか満員の乗客がいても猛スピードに感じる速さでヘヤピンカーブを疾走しました。
私たちは最初の目的地である二子坪(アールシーピン)というバス停でバスを下りました。
バス停から2㎞ほど,よく整備され,平坦な緑道を歩いた先に二子坪の池が見えてきました。
山道の途中では,様々な植物に出会い,時々人を恐れない太った?リスにも出会い,木洩れ日を浴びながら気持ちの良い緑道歩きができました。
二子坪の池周辺の散策を終え,二子坪のバス停まで同じ緑道を戻りました。
二つ目の目的地も有名な擎天崗(キンティアンガン)という所です。
擎天崗のバス停付近は,二子坪のバス停も同じでしたが駐車場やビジターセンターもあり,国家公園としてよく整備されています。
擎天崗は一体に牧草地帯(牛も放牧されています)やススキの草原が広がり,雄大な眺めが楽しめるとところでした。
次の万葉集の柿本人麻呂歌集から転載された詠み人知らずの短歌を思い出しました。
秋の野の尾花が末の生ひ靡き心は妹に寄りにけるかも(10-2242)
<あきのののをばながうれの おひなびきこころはいもに よりにけるかも>
<<秋の野の尾花の先がなびくように,心はあの娘になびき寄ってしまったよ>>
牛たちはそんな気持ちを持っているかもですね。放牧された牛は遊歩道のすぐ近くでひたすら草を食んでいました。
1周が5㎞ぼとの周遊できる遊歩道があり,私たちはそれを1周することにしました。
遊歩道は,ほとんどが石で敷き詰められ,急傾斜のところでは階段状になっていて,結構な高低差がありますが年配者でも歩きやすいように整備されていました。
その遊歩道のもっとも高いところ(標高800m弱)で,昼食のおにぎりを食べて,近くの草原一体と遠くの陽明山山系の山々の景色を楽しみました。
これで,陽明山国家公園のハイキングを終え,午後2時過ぎには劍譚駅に戻ることができました。本当に気軽に豊かな自然を楽しめる場所が近くにある台北は良いところです。
それから,ホテルに戻り,台北101に行き(上に登らずウィンドウショッピングのみ),夕食は前日夕食を食べた京鼎楼にしました。
昼食はコンビニのおにぎりだったので,京鼎楼では一番高そうな400元(日本円で約1600円弱)する料理(ホタテ・エビ・野菜の炒めもの)を頼みました(写真の右端の料理)。
ボリュームは2人で分け合うのに十分な量がありました。その他に昨日とは違う種類の小龍包,そして〆は餃子並みの大きさのワンタンが6個も入ったワンタン麺を頼みました。
ハイキングで消費したカロリーを完全にオーバする量を食べてしまいました。反省。
2015 シルバウィークスペシャル(4:まとめ)に続く。
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