<年末の我が家>
あっという間に年末近くになりました。庭の木の剪定と落ち葉掃除は終わりましたが,部屋は一向に片付きません。年越のゴミはかなりまた出そうです。そのためか妻はイライラしています。
3匹の我が家の猫はホットカーペットの上でおとなし寝ているのがほとんどですが,相変わらず大飯食らいです。
この前買った焼酎「天の川」はあっという間に飲んでしまいました。
私は,一昨日からスポーツジムに通い始めました。ジムで体脂肪を測ったら体脂肪がめちゃくちゃ増えていました。ショックでしたが,これでジムに通い続けられそうです。
ジムの体脂肪計は最初はワザと高く出るようにしているなんて疑いません。身体のためにそうしてくれているのかもしれませんから。今日は2回目で,ジムの女性コーチが私専用のトレーニングメニューを作ってくれるとのこと。これからいそいそと準備して通うことになりそうです。
と,こんな年末を過ごしていて,休日ですが,ブログがなかなか書けません。
<やっと本題>
さて,今回は「花が照る」「植物の実が照る」という表現で万葉集で見ていきましょうか。
分かりやすい短歌ばかりを選びましたので,解説はほとんどなしで,紹介のみしていきます。
先ず「桜」の花から行きましょう。詠み人知らずの短歌です。
あしひきの山の際照らす桜花この春雨に散りゆかむかも(10-1864)
<あしひきのやまのまてらす さくらばな このはるさめにちりゆかむかも>
<<山のきわを照らしている(映えさせている)桜の花がこの春雨で散ってゆくのだなあ>>
次は「桃」の花です。巻19の冒頭を飾る大伴家持作の有名な短歌です。
春の園紅にほふ桃の花下照る道に出で立つ娘子(19-4139)
<はるのそのくれなゐにほふ もものはな したでるみちにいでたつをとめ>
<<春の庭で紅色に美しく色づいている桃の花。それが照らす下にいる乙女(がさらに美しい)>>
最後は「橘」の熟した実です。藤原八束(ふぢはらのやつか)が新嘗祭(にひなめのまつり)の宴席で詠んだ短歌です。
島山に照れる橘うずに刺し仕へまつるは卿大夫たち(19-4276)
<しまやまにてれるたちばな うずにさしつかへまつるは まへつきみたち>
<<庭園の池の島山に照り輝く橘の実を髪飾りに挿してお仕えするは,大君の御前の多くの官人たちであるよ>>
ところで,中国語でハナミズキのことを「四照花」と書くそうです。
日本では「花が照る」という表現は現代ではあまり使わなくなったようですが,中国では今も健在なのかもしれませんね。
動きの詞(ことば)シリーズ…照る(4:まとめ)に続く。
0 件のコメント:
コメントを投稿